パワーキット内蔵電池の接触不良対策

ポラール・パワーキットを約1年間、ほとんどノートラブルで使っていたが、あるとき計測値の取りこぼしが出るようになった。走行中、心拍以外の計測値(スピード,ケイデンス,パワー)がいずれも0になるのだ。普段オートモードで使用しているので、心拍の記録もストップしてしまう。一度この状態になると心拍計の側でいかなる操作をしても、数分間は復帰しない。仕方なく手動で記録を再開しそのまま走っていると、じきに復活するが、またしばらくすると同じ症状が現れ、これを繰り返す。

まず各センサーやマグネットの位置を点検してみた。ケイデンス用のマグネットが多少ずれていたが関係なかったようだ。始動時のLEDインジケータを見る限り、リアホイールの回転(スピード)、クランクの回転(ケイデンス)、チェーンスピードのいずれもきちんと検出できている。

次に、マウントに内蔵している電池を調べた。取り出して(電池の交換は簡単)、電圧を調べてみると約2.8V。定格3Vなので、これは消耗している。新しい電池に交換。これで問題は解決するかに思えた。

ところがやはり同じ症状が現れる。頻度は減ったように思えるが、ときどき症状が出る。パワーキット本体側の不具合とも考えられるが、症状が出たり出なかったりというのはなかなか原因究明が難しそうだ。なんとなく強い振動が加わった後にこの症状が出るような気がするので、振動によって影響を受けるものが原因ではないか? もしや電池が振動でわずかに動き、接触不良による瞬断が生じているのではないか、という仮説を立ててみる。

マウント部の電池を装着する部分は、奥側がプラス極で内径が小さくなっているためガタつきは生じにくそうだが、手前(マイナス極側)は内径が大きいため、振動により電池が動く可能性がある。そこで電池のマイナス極側にビニルテープを巻き付け、内径にぴったり合うようにした。ただし電池を隙間なくはめ込むと後で取り出すのが大変そうなので、つまんで取り出せるように "つまみ" を付けておいた。

ついでに、電池の両極を接点復活剤コンタクトZ(by www.tomoya.com)で処理しておいた。

電池のマイナス極側をビニルテープでぐるぐる巻き。取り出すときのつまみも付けておく。
電池を装着。マイナス極の中央部が黒っぽいのは接点の復活処理をしたため。
もちろんこの後はキャップを閉める。

この処置をして以来、同様の不具合は発生しなくなった。パワーキットを使用中に誤作動が度々起こる場合は電池の接触不良を疑ってみる必要がある。


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